頻尿・尿意切迫症候群の検査について紹介します。
頻尿・尿意切迫症候群の検査1:排尿日誌
1回の尿量、排尿回数、飲水量、痛みの有無、尿失禁の有無を記録する。
頻尿・尿意切迫症候群の検査2:尿検査
特徴的な所見はありません。
症状は急性細菌性膀胱炎に似ていますが、膀胱炎の所見(膿尿)が軽度であったり、尿培養で細菌は検出されない。
頻尿・尿意切迫症候群の検査3:膀胱生検
麻酔をかけて膀胱鏡検査を行った際に、同時に生検を行っています。必須の検査ではないともいわれていますが、病院では膀胱がんとの鑑別の目的もあり行っています。
頻尿・尿意切迫症候群の検査4:膀胱鏡検査
麻酔下での膀胱水圧拡張時の所見が診断確定に重要となる。
麻酔をかけて、痛みを抑えた上で、水圧で膀胱を拡張していくと、膀胱に散在性の出血(五月雨状出血、点状出血)が認められます。またハンナ潰瘍という潰瘍が確認される場合もあります。
これらの所見を認めた場合に頻尿・尿意切迫症候群と診断されます。