頭痛は、ストレスや性格、姿勢の悪さなどさまざまな要因で生じることもあり、生活態度に気をつけるだけでも、起こりにくくしたり、痛みを軽減できるものもあります。
頭痛というと「片頭痛」「頭痛もち」など慢性頭痛をイメージしますが、頭痛にもいろいろな種類があります。大きく分けると、
1.頭痛もちの頭痛(慢性頭痛)
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など、いわゆる頭痛もちの頭痛です。一口に慢性頭痛といってもその種類ごとに痛み方などにも差異があり、そのタイプにあった対処が必要です。
2.脳や全身の病気が原因の頭痛(症候性頭痛)
脳の病気やその他なんらかの病気が原因となって起こる頭痛です。慢性頭痛とはちがい、なかには命にかかわるものもあります。
3.日常的な生体反応としての頭痛
二日酔いのとき、アイスクリームを食べたときなど頭が痛くなることがあります。これは誰にでも起こる生体反応としての頭痛です。
漢方では、頭痛の原因によって分けます。例え、血流が悪いオ血の頭痛、ストレスが原因の肝気うっ血の頭痛、イライラでおこる肝火上炎の頭痛、貧血で起こる血虚の頭痛、のぼせ、ほてり、の人の肝陽上コウの頭痛、身体が冷えると起こる寒証の頭痛、くもりの日、雨の日、梅雨、湿度の高い日におこる湿証の頭痛などがあります。頭痛の原因によって用いる漢方薬が違います。